みっちゃん読書

人生を1ミリ先に。

成功でなく、幸福を語ろう

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著者 岸見一郎 さん

発行所 幻冬舎 さん

内容量 270ページ程度  

 

 著者の岸見一郎さんは、アドラー心理学を解説した「嫌われる勇気」で大変有名な心理学者、哲学者の方です。嫌われる勇気は私も読み大変感銘を受け、岸見先生を知るきっかけとなった本です。本来なら嫌われる勇気をまず紹介すべきですが、この本は大変有名ですので知っている方が多く、また岸見先生の他の著書も知ってもらいたいと思い今回の紹介としました。

 

 まず成功と幸せの違いとは?

 

 成功:一般的なもの、量的なもの。

 幸福:各自においてオリジナルなもので、質的なもの。

 

 つまり幸せはその人だけに当てはまり、他の人にとってはそうとは限らないものとなります。他の人がマネできるものではなくそこに競争は起きません。

 言い換えると幸福は存在であり、成功は過程であるということになります。そのままの存在で完璧であり、居るだけで、もしくはあるだけで幸福であることです。成功はそうはいきません。進歩しないといけないものであり課題を達成して初めて認められます。次々に問題を解決していくことに意味があります。

 こう考えると幸福は、とても哲学的で理解することが難しく感じます。そのためこの本では一般の方からの相談を事例に出して、それぞれの場面にあてはめてどのように考えるべきかを提案するので幸福について理解しやすくなっています。

 

 相談の例として

●パート先の先輩のいじめに近い指導

●なかなか結婚できない

●会社の期待に応えられない

 

などなど

 

 特に期待に応えられないという悩みは多いのではないでしょうか?

普通であれば期待に応えられるよう努力すると思います。しかし、それがきつく、自分らしく生きられない原因となります。そのため岸見先生は「期待に応えない。」と断言しています。

 それでいいのかと不安になりますよね。しかし、「期待に応えない。」という理由を読んで感銘を受けましたし、幸福へ繋がる大切な考え方だなと感じました。これは、何もしなくていいというわけではなく、人がどう期待するか、思うかではなく、自分自身がどう考え、どう行動するかが大切であることを示しています。

 

以上です。気になった方は是非読んでみてください。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。