Amazonさんより。
★感想★
世間にありふれているものの見方、やり方を変えて、全く新しいものに変えてしまうマジシャンのような人。
【CASHという実験】
スピードキャッシュがテーマで、売りたいものをカメラで撮って査定し売買契約するとすぐに口座に現金が振り込まれる仕組み。使用者にとって物を届けるよりも先にお金をもらうことが可能で、物を渡してその売値のお金を貰う従来のシステムを逆転させている。以外と多くの荷物はちゃんと筆者に届き、すぐに現金が手に入る仕組みがウケ著者はリリース初日に3.6億円ばらまいた。持ち逃げする人はほんの一部で人を信じて商売できることに気づいた瞬間だった。
【実験で得た性善説に基づいたサービス】
全てのサービスは「人を疑う」ことが前提となっており、身分証明などセキュリティのための手続きを必ず先に行う。それには膨大なコストと労力がかかる。人を信じ無駄なセキュリティを省ければその方が儲かるのではないかと著者は考えた。それを代表するサービス「CASH」を作り成功している。人は悪いことをするという前提を疑い実際に実験してみてサービスを作る。その1つが性善説に基づいたサービスであった。
【全力で普通の生活をする】
なぜこのようなビジネス思考ができるのか。著者はあえて、ネットから離れたり、起業家や資産家などずっとつるまないようにして庶民感覚を忘れないようにしている。そのことで日常生活の小さな不便さ見逃さないようにし、それを解決できるサービスを展開している。大衆というマスの感覚を研ぎ澄まし大衆が不便と感じていることを探すことに努めていた。
【表現を変える天才】
CASHもただの買収アプリで、その分かりやすい名前や、とにかくシンプルにすること、そして、従来のシステムを逆転させたりなど従来のものを組み替えて新しいものにしていくことがすこぶる上手。発明するというよりも表現を変えることに長けている。
☆今から1秒後にできること☆
●不便なことはメモしていく。
●良いと思えばすぐに実験。結果を考え続けることに意味はない。
以上です。
アクセスして頂きありがとうございます。
※紹介した内容は著書の一部であり、私個人の解釈で記載しています。